blog 友達のまま Story Box
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサーサイト スポンサー広告
「友達のまま」(6) 友達のまま 2005年08月05日[16:51]
「じゃあ、また土曜日にね!」
 4人ともそれぞれ帰る方向が違うので、ティー・ハウスで解散することになった。
 だけど、あたしと沙也は二人を見送ったあと、再び店の中へ。
 ふたりの前に暖かい紅茶が運ばれてきて、それをきっかけにあたしは口を開いた。

「あたし、なんだか最近嫌な奴になってきてるような気がするの。
好きな人がいるんだけど、それに気づくまでは何ともなかったのに、
彼と一緒の時間を過ごしてる桐葉の同級生とか見ると、ただの友達かも知れないのにすごく焼きもちやいたりして、今日だって・・・あのざまよ。みっともないったらないよね。本当に」
 
 さっきまで笑顔をキープしようとして、必死に張りつめていた気持ちが少しずつ緩んできて、また泣きそうになる。
「それだけ、みちるが相手のことを好きっていう気持ちが大きいからじゃないかな。・・・うまく言えないんだけどさ、人を好きになるのってきれいごとだけじゃすまされない気がする。
・・・あたしは大地が好きで、幸運にも両想いになれたけど、いまだに不安なときもあるし・やきもちなんてしょっちゅうだよ。
あたしは局にいる大地とプライベートの大地は知ってるけど、学校にいるときの彼も知りたいって思う。
何でがんばって桐葉に行かなかったんだ、って後悔することなんてしょっちゅうだし、今日みたいに女の子と一緒にいるのみると、ちくしょうって思うんだ。」
 

◆全文を読む・・

 「はい、みちる。約束のコピーよ」
「ごめんね、次の放送の時で良かったのに」
「うん、でもみちるがせっぱつまってたみたいだったから」にこりと笑う玲奈に思わず見とれる。…かわいいなあ…美少女って感じで。そらポエム読みも様になるっちゅーねん、リクエストじゃなくてファンレターもくるっつーねん(笑)…まあそれはさておき。
 
 大会の二日後、しばらく部活も休みになるので家でのんびりしていたあたしに、家までわざわざコピーを届けてくれた玲奈。
「せっかく来てくれたんだからさ、上がってよ。冷たいもんでも出すわ。」
「そう?じゃあお言葉に甘えて」
「ちょっと散らかってるけどさー、ゆっくりくつろいでてよ」玲奈をあたしの部屋に案内し、飲物を調達しようと台所へ向かおうとしたとき、電話がなった。

 「…はい、森里です」
「みちるー?あたし、ちひろですけどー」相変わらず元気いっぱいの声にあたしは苦笑い。
「言わなくてもわかるわよー。土曜日はありがとねー」
「あのさー、土曜日に使ったCD、今からみちるん家に持ってきていいー?」
「えっ、いいの?」
「うん。実は沙也も一緒でさー、もう近くまで来てるんだー」
「じゃあ、おいでよ。うちに玲奈が来てるから」
「わかったー。じゃあ、後でねぇ」
 本当に数分も立たないうちにちひろと沙也がやってきて、あたしと玲奈を交えた4人で、おしゃべり会が始まる。

◆全文を読む・・


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。